おっかなびっくり海外ツーリング

海外でツーリングしてみたい!バイク初級者の50代が大それた夢に挑戦します。

英国ツーリングでの地図

紙の地図も必要!

今どきのツーリングでは、Googleマップがあれば、紙の地図は不要だよ、という方もいらっしゃるかと思いますが、私はスマホと紙地図の併用スタイル。

Googleマップは世界最強の地図サービスだと思いますが、それでも紙の地図にもメリットがあると考えています。例えば以下のようなことを感じています。

バッテリーを消費しない

移動中はスマホのバッテリーは貴重ですよね。休憩中に地図を広げても全くバッテリーを消費しないので、いくらでもガン見できます。

バイクから確実に給電できるなら気にすることはないですが、レンタルバイクだと必ずしもバイクから給電できるとは限らないです。

そういった場合に備えてモバイルバッテリーを持っていきますが、それでもバッテリーを消費することには変わりないです。

見たい地域を縦横無尽

小さい画面で、縮小・拡大・スクロールを繰り返さなくても、さくっと現在や目的地の地図や、俯瞰したときのルートを見ることができます。

大きい地図は「大きい画面」のようなもので紙地図は便利だと思っています。

広げるとそれなりに空間を必要としますが、休憩中にルートを研究するには最適なツーリングのプランニングツールだと思っています。

表示情報が不変

紙地図は縮尺が定まっているので、表示される情報は当然変わりませんが、地図アプリだと縮尺を小さくして広い範囲を見ようとすると、表示されていた道路や地名が消えたりするので、ルート計画で俯瞰して見るには向いていないと思います。

ローカルの情報を細かく見たい場合は地図アプリは最強なんですけどね。

雨水のトラブルがない

幸い私のスマホ(Galaxy)は、バイクに固定しても振動でカメラが壊れたという報告がないので、バイクのナビ代わりにしているのですが、雨がそれなりの雨量で降ってUSBポートに水が入るとは安全のため強制終了してしまいます。

水分が乾くまで再起動できないため、もしそういう状態に陥ると全く地図がない状態になってしまいます。

その点、紙の地図は雨に濡れて破れやすくなったり、乾くとボコボコになったりと、まあ見た目があれな感じですが、地図用の紙質なのか、雨で紙面どうしがひっついて無理にはがして印刷がはがれるといったトラブルもないので、雨に対する致命的なトラブルがないです。

なお、今回の旅でも雨水にやられたので、次回以降は、USBポート閉塞+ワイヤレス充電式ホルダーで対策しようと考えています。

英国のツーリング地図

さて、紙の地図が欲しいということで、買いましょう。

海外の情報なので、英国Amazonで探すのも良いですが、日本のAmazonでも結構扱っているので、amazon.co.jpで充分だと思います。

モデルコースと観光スポット情報

本当は日本で言うところの「ツーリングマップル」のような地図本があればよいのですが、さすがにないようで、昔から海外旅行ガイドとして信頼しているLonely Planetシリーズで、こんな本を見つけました。

Lonely Planet「Best Road Trips Great Britain (Road Trips Guide) (Amazon)

引用元:www.amazon.co.jp

このBEST ROAD TRIPSシリーズは、ドライブ旅行用に編集されているので、景観のよいモデルコースが提示されていて、征く先々の観光スポットにも触れているので、「まっぷるドライブ」のようなイメージの書籍です。

引用元:www.amazon.co.jp

今回の旅で行く予定の、南西イングランド、南部東部イングランド、そしてスコットランドエリアが網羅されているので良さそうです。

各地域ではテーマ別にいくつかのドライブプランが用意されていて、観光スポットに関する情報も掲載されています。

自分が走る地域のドライブプランを参考に、どのルートやどの観光スポットで休憩しようかとか考えるのに役立ちます。

Googleマップも良いのですが、情報が多すぎるので、こういった書籍でいくべき場所をピックアップしてあるのは大変助かります。

グレートブリテン島のプランニングマップ

「BEST ROAD TRIPS」は非常に役立つ情報源ですが、そもそも英国グレートブリテン島についての予備知識がなさすぎる自分には、それでも情報過多に感じました。

そこでまずは全体の概略を把握するのに良い地図はないかと探し、同じくLonely planetで全体を俯瞰する地図を入手しました。

Lonely Planet「Great Britain Planning Map(Amazon)

引用元:www.amazon.co.jp

この地図は折りたたまれた大きな一枚の地図でして、「プランニングマップ」という名前からもわかるように、縮尺が大きく大雑把な表示なので、ロードマップとしては使えるものではないのですが、グレートブリテン島について予備知識のない私にとっては、地域名や主要市街地名、主要幹線道路などの位置関係を把握・記憶するのに非常に優秀な地図でした。

表面はいわゆる「地図」で、裏面は各地域の「観光ガイド」的な内容となっています。

最初はおもちゃのような地図なので、失敗したかなと思ったのですが、他の情報は細かすぎるので、全体感はこれを見て組み立てることが多く、意外と活躍しました。

ちなみに、グレートブリテン島は日本の本州より少し小さい程度らしいので、今回の旅を例えると、山陽地方を3日ドライブし、大阪に戻って紀伊半島を3日ツーリングして、新幹線で仙台に移動して東北を9日で周るというイメージです。

したがって、とてもひとつの地図で全ての目的を叶えることは難しいので、目的別に優秀な地図を入手することになりました。

スコットランドのツーリングマップ

いわゆる「ツーリングマップ」というのはないのかなと、何気なくAmazonでscotland touring mapと検索すると、なんと!あるではないですか!

Collins「Touring Map of Scotland 2021(Amazon)

引用元:www.amazon.co.jp

買ったのは↑これですが、最新版はこちら↓

Collins「Touring Map of Scotland 2024(Amazon)

引用元:www.amazon.co.jp

これは一枚の大きな地図が畳まれているもので、スコットランドの南部と北部が両面に分割されて表示されています。

その名の通り、車やバイクなど、乗り物で観光する際のロードマップとして使える地図です。

従って、ロードマップとしての縮尺となっているわけですが、これは5 miles to 1 inch、つまり約32万分の1の地図となっています。ちょっと縮尺が大きいかなと思いましたが、スコットランドツーリングは、何もない原野を走るのがメインで、市街地を走るわけではないので、ちょうどよいスケール感だと思います。

北海道と同じぐらいの面積のスコットランドが一枚の大きな地図(両面)に収録されていて、実用的です。

ちなみに参考までにツーリングマップルの縮尺はというと、

北海道:

 通常版 20万分の1

 R版  17万分の1

関東甲信越:

 通常版 14万分の1

 R版  12万分の1

なので、ツーリングマップルよりダイジェスト感があり、ページをめくる地図ではないので、ルートをぱっと見渡せて便利です。

稀に両面地図の裏表を行ったり来たりするときは面倒ですが、頻度は少ないので全体としては問題ないです。

また、観光情報アイコンもマッピングされているので寄り道のアイデアに使えます。

この地図、大変助かるのは、景観の良いルートがNational Tourist Rounteとして赤くマークアップされていて、基本的にここを走れば間違いない、というルート作りができることです。

ツーリングマップルでいうところの「おすすめルート」としてマークアップされているのと同じです。

折りたたみ幅がやや太めなので扱いは楽なのですが、私のタンクバッグの天面とはサイズが合わず、幅を1.5区分で折ることになって、そこは扱いが面倒でしたね。

イングランドの地図

スコットランド用に見つけたCollinsのTouring Mapのイングランド版が欲しかったのですが、ない?らしく、そうなるとAAの地図かなと。AAはAutomobile Associationの略で、日本でいうところのJAFのような組織らしいです。

購入した地図はこちら

AA「The West Country & South Wales (AA Regional Road Maps Britain, 1)(Amazon)

引用元:www.amazon.co.jp

AA「South East England Road Map (AA Road Map Britain, 3)(Amazon)

引用元:www.amazon.co.jp

これらは3 miles to 1 inchなので、19万分の1の縮尺。市街地が多いのでこれぐらい必要でしょう。

このシリーズも充分に観光スポットがマッピングされていて、"Scenic route"として景観の良いルートが緑色でマークアップされています。

この地図は幅がCollinsよりも少し狭いので、ちょうど横2区分がツーリングマップルR版用のタンクバッグの天面にぴったり入るので使い勝手が良いです。

全体の地図は片面だけで裏面は市街地図となっていて、裏表を行ったり来たりするようなことがなくこの点もGoodです。

むしろスコットランドもこっちのほうが良かったかも?と思いつつも、裏表の面倒くささはあっても、見易さはCollinsのほうが良くて、色合い的にもCollinsかなと思っています。まあどちらも良し悪しで、好みの問題ですね。

実際にどうだったか

紙の地図は大活躍

今回のツーリングでも紙の地図は大活躍でした。スマホだけだったら本当に不便だったと思います。

Touring MapとRoad Map

最も活躍したのはこれらのロードマップ。

宿では、翌日や翌々日のプランを立てる際に、地図に表示されている景観の良いルートを中心に構想を立てます。

特にスコットランドは天気の移り変わりが激しいので、当日はリアルタイムに変化していく雨雲レーダー予報を元に、なるべく雨が薄いルートを選定します。

その際、スマホで雨雲レーダーを表示しながら、一方で紙地図と照らし合わせるので、効率がよいです。紙の地図がなかったらスマホで画面を行ったり来たりで面倒ですよね。

一度、スマホが土砂降りで浸水してしまい、強制終了してしまったときには、紙地図があって本当に助かりました。

今回購入したマップは畳んだ大きな1枚地図だったので、広い範囲をばっと見るには最高でしたが、タンクバッグの天面に入れるときは、天面に入るサイズに折りたたまなければならないのがちょっと面倒でした。

AAの地図は、元々の折り目がタンクバッグのサイズと合っていたので、畳んで入れやすかったのですが、Collinsの地図は中途半端な折り目だったため、畳むときが手間でした。

ただ、地図としての見やすさは、カラフルなCollinsのほうが自分の好みでした。

BEST ROAD TRIPS

BEST ROAD TRIPSも何度か使いました。

書籍なので、重いし、置いていこうかなと思ったのですが、あって良かったです。

ロードマップでルートを検討している際に、他にも周辺に良さげな道がないかを探すときの捕捉情報として参照します。

またルート近辺にある観光スポットを調べる際には、参考になります。

Google Mapに表示される観光スポットだと多すぎて、玉石混交になりそうですし、またロードマップに表示されるアイコン情報だけでは、どんなところかわからないので、気になったところは、この本に載っているかチェックします。

走りながら参照することは現実的ではないですが、宿でゆっくり翌日以降のルート検討の際には役立つので、あると便利と思います。

Planning Map

自宅での計画段階や、スコットランドやイングランドの大体の地理を頭に入れるときには役に立ちましたが、旅先ではPlanning Mapを使いませんでした。

実際に現地では、もう少し細かいルート計画になるので、Touring Mapがメインとなるため、Planning Mapは持っていったものの一度も使わなかったですね。行きのフライトで眺めたぐらいでしょうか。コンパクトなのでエコノミークラスの座席で広げても大丈夫でした。

まとめ

スマホ地図アプリ全盛の時代ですが、長期ツーリングにおいて紙の地図は必須です。

不安な国なら全体を俯瞰するPlanning Mapで地形や主要な地名と位置を把握。

実際のルート計画ではロードマップをメインに利用し、スマホとの併用が効果的。

また、ロードマップに景観の良いルートの記載があると助かります。

観光情報を簡潔にまとめたロードトリップ本もあると、自分が行きたい場所かどうかがすぐにわかるので便利です。

スマホと紙地図の両方の利点を活かすことで、ツーリングを効率的に進めることができると思います。